食品安全に関するリスクを低減し顧客からの信頼を高めます
2012年4月30日月曜日
よくあるご質問−ISO 22000(食品安全):JQA
ISO 22000とHACCPおよび総合衛生管理製造過程とはどのような関係にあるのですか?
HACCPと総合衛生管理製造過程制度はシステム構築指針および承認制度であり、ISO 22000はHACCPシステムを国際標準化した食品安全マネジメントシステム(FSMS)規格です。
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HACCPはCodex委員会(FAO/WHO合同食品規格委員会)が作成した食品安全システム構築のための指針です。総合衛生管理製造過程承認制度は、食品衛生法第13条に規定されているHACCPに基づいた衛生管理システムを承認する制度で、その対象業種は5業種・6品目に限られています。
ISO 22000は食品安全ハザードのリスク分析の手法をHACCPから、マネジメントシステムの考え方をISO 9001からそれぞれ取り入れて作成された食品安全マネジメントシステム(FSMS)規格です。各国間で基準の違うHACCPシステムを国際標準化し、貿易障壁の解消を目指して開発されました。
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- ※ (1)乳・乳製品、(2)食肉製品、(3)容器包装詰加熱加圧殺菌食品(いわゆるレトルト食品)、(4)魚肉ねり製品、(5)清涼飲料水
JQAではフードチェーン企業のすべてを対象に審査を行っていますか?
ISO 22000はフードチェーンに属するあらゆる組織に適用が可能です。具体的にご検討の場合は、推進担当にご相談ください。
ISO 22000は食品生産に直接かかわる飼料生産者・一次生産者・食品製造業者だけではなく、食品の輸送や保管業者、さらに食品販売にかかわる小売業はもちろん、装置・包装材料・洗浄剤・添加物などの製造を行う食品関連業種、そして飲食店などのサービス提供者も対象となります。
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設備が古いのですが、ISO 22000の認証の取得のためには更新が必要ですか?
旧来の設備であっても、食品安全マネジメントシステムを構築できれば可能です。
ISO 22000の認証は最新設備を導入しなければ取得できないというものではありません。旧来の設備であっても、食品安全上のリスクを考慮した食品安全マネジメントシステムを構築することができれば、認証の取得は可能です。
ISO 22000とISO 9001を同時に導入するとどのような効果が期待できますか?
同時導入は、経営面の強化につながります。JQAでは、このようなニーズに応えるため、複合審査サービスも提供しています。
ISO 22000は食品の安全衛生に特化したマネジメントシステム規格ですから、食品の品質やおいしさ等の顧客満足は要求事項にありません。顧客満足の向上を要求事項に含むISO 9001の認証を併せて取得することは、経営面の強化につながります。
JQAはISO 22000とISO 9001の認証を併せて取得をご希望の組織に対して、複合審査サービスも提供しています。
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